郡山市桑野 すべり症

悪性の病気ではないすべり症だけれども

腰椎は正面から見ても横から見てもきれいに並んでいて、通常は簡単にずれたりしません。
しかし、背骨の関節となる椎間関節が壊れてしまったり、椎間板に異常などが起こったりすると骨がずれてしまうことがあって、これをすべり症と言います。
骨が後ろ側へずれてしまう後方すべりと、前にずれてしまう前方すべりがあって多くは前方すべりです。
また原因によって、形成不全・分離・変性の3つのタイプに大きく分けられます。
形成不全は、生まれつき脊椎の発育に問題があることにより発生するもので、非常に稀ですし比較的若い年代から症状が出てくる特徴があります。
日本人の5~7%くらいにみられる分離症が原因でずれてしまう分離は、そのうちの一部が発症するわけで、椎弓の一部である上下の関節突起の間が割れることで椎体がすべってしまうものです。
椎弓は後ろに残ったままの形になるので変性と異なりますし、第5腰椎に多いのが特徴です。

最も発症頻度が高くて実際に手術が必要な患者が多いのは変性で、第4腰椎に起こることが多く次に第5腰椎・第3腰椎に見られます。
また、50~60歳くらいの閉経時期の女性に多く発症することから、女性ホルモンの影響や女性ホルモンの減少による骨粗鬆症の進行によって起こるとも考えられています。
それから、椎間関節の傾きが前方にすべりやすい形をしていることにより起こるとの考えもあります。
加齢により膝や股関節が悪くなるのと同様に腰椎も変性することで、ずれてきてしまうと言った意見などいろいろとありますが、実際の所詳しい原因はわかっていません。

悪性の病気ではないので、すべり症の治療は基本的には安静や薬剤治療・コルセット装着などの保存的治療が中心になります。
その他には、理学療法・電気・マッサージ・軽い体操などの治療が実施されたり、下肢痛が酷い場合にはブロック治療を行ったりします。
ちなみに、腰部脊柱管狭窄症と似た症状が起こるので、薬剤治療では普通の鎮痛剤だけでなく、血液の流れを改善するプロスタグランディン製剤が使用されることもあります。
このプロスタグランディン製剤で間欠跛行が改善したり、肢のしびれや痛みが解消されたりすることもあるのです。
コルセットに関しては、症状や患者の活動性などを考慮して使用したり使用しなかったりします。

症状の程度で違いますが必ず手術を必要とするものではなくて、保存的な治療で症状が改善しない場合に検討されますが絶対的な適応ではないのです。
ただし、日常生活で非常に不自由を感じる場合、膀胱直腸障害が起こっている場合、痛みが増強している場合、間欠跛行で100m以内の歩行になっている場合などでは積極的に手術が考えられます。
このように絶対的な適応でないことは、逆に保存的治療で改善しない時の判断を難しくしてしまいます。
基本的には日常生活ができることが一番で、その人のQOL(生活の質)を重視して、じっくり相談・検討して決めることが大切です。

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