ひどい頭痛や肩こりで悩んでいる方、もしかすると「かみしめ症候群」が原因かもしれません。
ここでは、「かみしめ症候群」の症状や原因、治しかたなどを紹介します。
【かみ締め症候群とは】
知らず知らずに奥歯をギュッとかみ締めている状態が続き、それによって起こるさまざまなトラブルを「かみ締め症候群」といいます。
「えっ?奥歯ってかみ締めるものでしょ!」と驚く方が多いかもしれません。
しかし、実はわたし達は、リラックス状態に置かれている時、奥歯は上下で緩やかに離れています。
今、あなたの奥歯はどんな状態ですか?
隙間が空いて、歯と歯が上下で離れていますよね?
逆に、悔しいこと、辛い事、恐怖を感じたり、悲しいことがあったりすると、歯をギュッとかみ締めてしまうなんて、経験ありませんか?
そうなんです!
わたし達は、ストレスがかかることで、全身の筋肉が硬直し、強い力を溜め込みます。
その時、奥歯をギュッとかみ締めてしまうのです。
ただし、あらゆるストレスが原因で、長く奥歯をかみ締めているとさまざまな体調不良が発生します。
以下は、「かみ締め症候群」によるさまざまなトラブルです。
・顎関節症
・歯周病
・歯の磨り減り
・頭痛
・肩こり
・めまい
・眼精疲労
・疲労
歯を強くかみ締めることで、歯が動かされて、支えている歯槽骨が薄くなり、歯周病を発症。
特に、歯並びが悪い人、噛みあわせが悪い方は、かみ締め症候群による歯周病のリスクが高いので注意しましょう。
さらに、かみ締め症候群は、強い力で歯と歯をすり合わせているので、磨耗が激しく、平らな歯になります。
歯が平らになると、噛む力や位置が不安定になり、顎関節症になりやすい傾向にあります。
【かみ締め症候群の治療について】
上記の症状がすでに出ている場合は、早めに症状に対する理解を深め、正しくケアしましょう。
パソコンやスマホ、ゲーム等で長時間うつむき加減や体に強いストレスを与えるような不良姿勢になる場合は、定期的にストレッチやマッサージを取り入れるなどし、体の緊張をほぐす必要があります。
骨盤の歪みや猫背等が原因の場合は、整体や整骨院で速やかに矯正を行ないましょう。
また5月6月の新生活がスタートする時期にかみ締め症候群の症状で悩む方が多くなります。
転職、引越し、入学、異動、等環境や人間関係に何かしらの変化があった場合には、上手にストレスを解消できるように心がけましょう。
気心の知れたお友達とショッピングやトーク、映画鑑賞やカラオケで楽しんだり、運動で汗を流すなどのリラックス方法もおススメ。
週に1回の自分へのご褒美として整体やマッサージ院等で体のメンテナンスを行なうのも良い方法です。
すでに症状が悪化している場合は、歯科医院で専用のマウスピースを取り入れる治療が有効です。
その他、無意識に奥歯をかみ合わせている場合が多いので、「歯をくっつけない」「かみ締めない」と自分自身に言い聞かせ、意識させることも予防や治療のひとつです。
郡山市桑野 かみ締め症候群なら、「くわの接骨院」にお任せください。