ぎっくり腰になってしまい直ぐに温泉に行って長い時間温泉につかっていました。
体が温まったおかげか帰りにはすごく楽になり
先ほどまでは一人で歩けなかったのに
温泉に入ったら一人で歩けるようになったんです。
しかし、半日ぐらい経ってから段々と痛みがひどくなってきて
温泉に入る前より痛みがひどくなり動けなくなってしまいました。
というような患者さんは意外に多くいらっしゃいます。
ぎっくり腰になったら温めた方がいいのか?
冷やした方がいいのか?
とよく聞かれます。
一般的には急性期のぎっくり腰には冷やした方がいいと言われていますが
逆に温めた方が治りが早いという説もあります。
今回は急性期には冷やした方がいいということを
前提とした説明をさせて頂きます。
温めるのと冷やすのはどちらがいいか迷うときは
炎症反応があるかどうかをみます。
炎症反応とは
①発赤 ②腫脹 ③発熱 ④疼痛 ⑤機能障害 です。
この炎症反応があれば局所を冷やした方がいいとされています。
温めるたほうがいい時はどういうときなのでしょうか?
長年の慢性的な痛みからくるものが原因の場合は温めた方がいいでしょう。
温める場合と冷やす場合では体に対しての効果や作用が違ってきます。
温めると・・・血管は拡張して、血液循環が良くなるので細胞は活性化し
新陳代謝は促進します。
冷やすと・・・血管は収縮して、血液量が減少し新陳代謝が低下することで
炎症を抑えるため痛みが緩和されます。
先ずは痛みの原因が急性期の痛みなのか、慢性期の痛みなのかを
見極める必要があります。
先ほどの温泉に入ってしまった場合は結果的には冷やした方がいい場合です。
ただ、温泉の泉質が合わず痛みが増す場合もあるのですが
お湯につかっている姿勢の問題でぎっくり腰の痛みが増している場合もあります。
お湯につかっている時は
両下肢を伸ばしてお湯に入っていることが多いかと思われます。
両下肢を伸ばしている姿勢は
腰を痛めている時には
腰にかかる負担は大きいのです。
なので一概に温めたから痛みが増したとも言えないこともあります。
ぎっくり腰になってしまったら
お近くの専門の接骨院や病院に行かれることをお勧めいたします (^◇^)